3日目
ついに乗って参りました←おおばかやろうと呼んで下さい
本日のメニュー!
・JR牟岐線乗りつぶし
・阿佐海岸鉄道に乗ってみる
・鳴門線、これを乗ったら県内JR全線制覇だ
過酷な合宿(笑)、3日目のスタートです。
1.阿南〜海部(牟岐線)
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特急剣山 キハ185系 牟岐駅から海部駅の間では、この車両がヘッドマークをつけたまま 普通として何回か往復しております。 海部駅にて |
昨日までより少し遅めのスタート。って、いうか朝一番の特急がこの時間(徳島9:43発)なもので仕方ないです。
思ったよりも乗客が多いです。半分くらいのボックスが埋まっているような感じ。
阿波福井の駅を過ぎる頃から本格的に山の中へと向かいます。沿線には小さな踏切(遮断機・警報機ともになし)が多いようでそのたびに警笛を鳴らしながら走る。
さすがに町ごとに山越えをするだけあって速度はあまり上がりません。トンネル内で「ちょっと速くなったかな」位でそれ以外は自動車で走るのと同じ感覚です。
日和佐駅を出たところで特急券の回収が始まる。それにしてもJRの車掌さん、大変ですな。無人駅も多いし、きっぷも売らないといけないし。
牟岐駅到着。ここで、10分!停車です。ここから海部までの間は普通として各駅停車で走ります。
ここから先は1本の線路にホームを張り付けただけの駅が最後まで続きます。
![]() JR海部駅の駅名標 |
![]() 阿佐海岸鉄道の駅名標 |
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テレビでも紹介された意味のないトンネル。 回りは切り崩され、てっぺんに木を乗せているだけ。 でも、民家のアンテナが建てられているので崩せません(笑 |
特急 剣山4号 阿波池田〜海部(牟岐・海部間普通) |
乗車区間:阿南〜海部 79.3km 時間:1時間34分 |
区間 運賃:1580円 特急料金:1150円 |
通算 運賃:24180円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
2.海部〜甲浦(阿佐海岸鉄道)
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阿佐海岸鉄道・阿佐東線は徳島県の南部、海部町と高知県の東洋町とを結ぶ全長8.5kmの第3セクターの鉄道です。
その昔、四国循環鉄道構想なるものがあったときに、室戸を回り高知方面へと線路を延ばすつもりだったのです。ところが、国鉄の経営悪化により1980年、工事は中断、海部−宍喰間はレールの敷設が終わっていたにもかかわらず列車の走らないままになっていました。1988年阿佐海岸鉄道設立、1992年海部−甲浦間の開業となりようやく汽車が走るようになったのです。
確か、開業当時はもっとたくさんの列車が牟岐まで直通運転していた記憶がありますが、現在は朝に阿佐海岸鉄道の車両が1往復牟岐まで、JRの特急が1往復甲浦まで乗り入れているのみです。
JRとの乗換駅、海部駅(無人駅・乗車券委託販売)、宍喰駅(有人駅・旅行センターあり、同線の中心駅)、甲浦駅(無人駅・乗車券委託販売)の3駅だけのミニ鉄道です。リンク→阿佐海岸鉄道
車両は2両あり、ASA−101(愛称・しおかぜ)とASA−201(愛称・あさしお)です。
ASA−101の方はまあ、前後ロングシート、中央部分転換クロスシートの一般的な車両です。が、ASA−201の方はイベント対応列車と言うことで真ん中がソファーシートになっています。また、カラオケ装置もありテレビも設置されています。
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ASA−201の車内。 1日交代で運用しているらしく、当日はこの車両が走っておりました。見ず知らずの人同士でこのシート。なんか、不思議な感じです。 |
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ワンマン運転対応なので、電光式運賃表。 牟岐線全線対応で徳島やら文化の森やらも 書いてありますがおそらく使われたことはない のではないかと。 それより何より、当日も使われておらず(もちろん 整理券も無し)下車駅で運転士に直接お金を払う という収受方法でした(゜o゜) |
![]() 甲浦駅名標 |
![]() 阿波室戸シーサイドライン 牟岐線と阿佐東線合わせてこの愛称に 決まりました |
![]() 線路終点 |
![]() 甲浦駅。右の階段上がホーム |
![]() 高架はぷっつり途絶えている |
![]() 周りには空き地だらけ |
駅にはちょっとした売店や室戸・高知方面へのバス停もあります。
阿佐海岸鉄道・阿佐東線 普通 海部〜甲浦 |
乗車区間:海部〜甲浦 8.5km 時間:10分 |
区間 運賃:270円 |
通算 運賃:24450円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
3.甲浦駅(実際は白浜バス停)〜海部駅(徳島バス南部・通称南部バス)
このあと、折り返しの列車の時間待ちが結構長いんです。まず、甲浦で47分。その後、海部で44分。
あまりにもひまなので、甲浦周辺をうろつくことにしました。国道55号線まで結構あります。というか、甲浦駅、町中からも離れすぎ。国道に出て海を眺めながら歩いておりますと雨が降ってきました。げろげろ。
結構本降りになってきまして仕方なく国道沿いのバス停(屋根つき)に避難。
ちょうど牟岐行きのバスがやってきましたので乗ることにいたしました。
南部バス 甲浦駅前〜牟岐駅前 |
乗車区間:白浜〜海部駅前 450円 |
通算 運賃:24900円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
このバス、竹ヶ島経由で走ります。けど、宍喰の町中まで誰も乗ってきませんでした。
本当は宍喰駅で降りようかと思ったのですが結局海部まで乗ってしまいました。
4.海部〜牟岐
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海部町観光案内所 海部駅ホームの真下にあり乗車券の販売もしています。 |
海部駅では、先ほど乗ってきた特急剣山が待っています。
次の特急の時間までは海部・牟岐間で各駅停車で走って暇つぶしをしているみたいです。
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予定より1本速く牟岐駅に着いたので、結局ここで30分ほど時間待ち。幸いなことに、次に乗る列車はすでにホームにいるので早めに乗り込むことにしてとりあえず駅前のコンビニで食糧確保。
ここは全く地面が濡れていないし。宍喰だけか?雨降ったの。
でもなー古い車両(キハ40)の2両編成だけど1両が海部行き、1両が徳島行きになっているんですけど。
普通 海部〜牟岐 |
乗車区間:海部〜牟岐 11.6km 時間:16分 |
区間 運賃:260円 |
通算 運賃:25160円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
5.牟岐〜徳島(牟岐線)
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停まっていた2両のうち海部側の1両は発車して行き切り離されたこの車両だけが残っております。 トイレ無しワンマン運転のキハ40−2110 この3日間のうち最もだるいと思われるこの区間を この子にお願いすることになります。 |
必要ないんですけどアナウンスで「とってね」と言ってるので整理券をとります。
そういえば昨日、松山でとった整理券もそのまま残ってるぞ。
発車したけどこの車での峠越え、かなりきつそう。ピークまではエンジンうなりっぱなしだし、それを過ぎると勢いつけてガンガンとばしまくるのはいいけど振動が並大抵ではない。うひゃ。車内で会話もできんですわ。
43kmの道のりを72分かけてようやく阿南駅到着。なんと、ここで25分間!停車だと。をいをい。
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何でも、徳島からやってきた3両編成のうち2両を切り離して前につなぐんだとさ。どおりでホームの後ろの方に停まったわけです。「トイレ休憩やたばこをどうぞ」とのことですので一服。
![]() 海部行きに取り残された2両 |
![]() 一旦本線徳島方向に引き上げます |
![]() 駅長さんがポイント操作して |
![]() こちらのホームに入ります |
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めでたく車掌つきトイレつきの3両編成になりました。でもここからまだ46分もかかるんだよん。
普通 牟岐〜徳島 |
乗車区間:牟岐〜徳島 67.7km 時間:2時間24分(うへ〜、高松−松山と変わらないじゃん) |
区間 運賃:1410円 |
通算 運賃:26480円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
6.徳島−鳴門(高徳線・鳴門線)
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池谷駅。高徳線と鳴門線の分岐駅。それぞれのホームがV字型に配置されている変わった駅。多いときには高徳線に特急2本、鳴門線側に普通2本の4本の列車が行き違いのため停車する。ある意味、徳島県内で一番忙しそうな駅。
徳島駅での乗換時間は1分。(゚Д゚)ハァ? まあ乗る素振りを見せれば待ってくれますけどね。
3両編成の列車に乗り込む。キハ47−1503。徳島発の時点では結構乗客がいたものの、途中の勝瑞駅でほとんどが降りてしまい・・・
池谷で18分停車。ふう。あとから発車した高松行きの普通列車からの乗り換え客を拾いつつ、鳴門線の列車がやってくるのを待つ。
ようやく発車したはいいけど途中駅(阿波大谷・立道・教会前・金比羅前・撫養)では後ろ1両ドア開きませんとのことで(笑)前2両からお降り下さいだそうです。なんだこれ。もしかしたら市内の高校生運搬用か、鳴門競艇のおっさん回収用か?
めでたく、鳴門駅ではすべての車両のドアは開きましたけど。
普通 徳島〜鳴門 |
乗車区間:徳島〜鳴門 18.8km 時間:54分 |
区間 運賃:350円 |
通算 運賃:26930円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
7.高速鳴門バスターミナル(笑)
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自動スロープカー「すろっぴー」 県道42号線沿いにある駐車場と高速道路上にあるバス停留所の間を結ぶ。 高低差約20m、延長約160m。所要時間約90秒 |
わざわざ乗りに行きました。鳴門駅から高速鳴門のバス停まで徒歩約20分。連休最終日とありインフォメーションセンターもすろっぴーも大にぎわい。
![]() プラットホームにも扉があります |
![]() こんな感じ。めちゃかわいい |
![]() 一応付近の案内図 |
![]() レール部拡大。電線が見えます |
![]() 京阪神方面へは本四道下のトンネルを進みます |
![]() 上から見下ろす。確かに楽だけどね(笑 |
車内?からも写真撮りたかったんですけどちょっと恥ずかしすぎて撮れませんでした。
操作としてはエレベーターみたいな感じになってます。乗り場にはボタンが一つ、車内には上/下/扉の開/閉のボタンがありそれを押したら動くようになっています。ちなみに料金は無料で午前5時から翌日午前1時の間利用できます。
8.鳴門〜徳島(鳴門線・高徳線)
うろうろ遊んでおりましたら、そこそこ(・∀・)イイ!時間になりました。
鳴門駅全景 立派ですが、毎時1本程度しか列車は来ません。
帰りの列車は2両編成です。扉全部開きます。仕方がないのでのんびりと帰ります。
さすがに池谷停車は4分だけでした。
普通 鳴門〜徳島 |
乗車区間:鳴門〜徳島 18.8km 時間:43分 |
区間 運賃:350円 |
通算 運賃:27280円 特急料金:13020円 グリーン料金:5990円 |
9.徳島〜阿南(牟岐線)
特急むろと3号
最後は特急で楽チンに帰ります。
でも乗り場にはなかなか車両が来ません。っていうか、まだ池田行きの普通が止まってるんですけど。
「まもなく特急が参ります」の案内があり、特急がホームに停まっている普通を追い出すように入線。なんでこんなにややこしいことしているんだろう・・・。やっぱとっきゅうは楽でいいな。
特急 むろと3号 徳島〜海部 |
乗車区間:徳島〜阿南 24.5km 時間:30分 |
区間 運賃:540円 特急料金:310円 |
通算 運賃:27850円 特急料金:13330円 グリーン料金:5990円 |
というわけで、3日間、バカやってきました。観光?全くしておりませんな(笑)。
本当ただ単に汽車(電車)に乗っただけです。まあ、たまにはこんなのもありかと。
お暇な方は試してみてはいかがでしょうか。
10000円で十分時間つぶせましたので。
(特急・グリーン車乗りまくりで少しリッチな気分も味わえるよん)
ご注意:鉄道のことあんまり詳しくありませんので一部間違いとかもあるかと思います。笑ってやってください。
あと、JR四国さん。ごめんなさいm(_ _)m